監督不行届
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紀伊國屋書店

2005年03月12日
川俣晶の縁側過去形 本の虫感想編total 2544 count

監督不行届 安野モヨコ 祥伝社

Written By: 川俣 晶連絡先

胸に輝くプレートはぁ~~~ §

 やはりゼンダマンです。

 ゼンダマンの挿入歌を一緒に歌ってしまう夫婦。

 これは1つの夫婦の理想像かもしれません。

 それが可能なら嫁さんを全力でもらう価値があるかも知れません。(私は独身)

 ちなみに、これは「獅子の十六」のゼンダマンの挿入歌であるから良いのです。他のアニソンではダメです。

 もちろん、タイムボカンや逆転イッパツマンの挿入歌もイイ! それも歌えるなら極楽!!

 しかし、象徴的な意味で、ゼンダマンの挿入歌というのは別格の意味があるのです。

 自分にとっての本書の価値は、まさにゼンダマンで7割は決まったと言えます。

そして2割は…… §

 唐突に出てくるNゲージ。

 庵野さんも「鉄」であるとは知りませんでした。

 親近感を感じてしまいますね。

残り1割は…… §

 庵野さんがギャラリーフェイクのコミックスを読んでいるシーンがありますね。しかも、寝込んでいながら続きを買ってこいと要求。

 私も、実はギャラリーフェイクに開眼した頃にまとめ買いして読んだ記憶があるので、また親近感を感じます。

この用語解説、まるで何でも知っているような…… §

 巻末の用語解説は、この手の解説としては割とまともではあるものの、まるで何でも知っているかのようなちょっと尊大なムードがあって、そこは突っ込んで茶化してみたくなります。

 というわけで。

 ヤマトの説明に含まれる作品数には、ヤマトに2520以降が含まれないようです。情報の精度や安定性はけっこう高い用語解説ではありますが、本人の興味の対象から失せた後の動向のフォローが弱い感があります。

 メカブトンの姉妹機にドタバッタンが含まれていますが、ドタバッタンだけは木江田博士が作った訳ではなく、どこかから持ってきたもので、姉妹機というほど密接な関係は無さそう。

 それから、タイムボカンシリーズの7本という本数に「タイムボカン王道復古」と「怪盗きらめきマン」が入っていないような気がします。タイムボカン、ヤッターマン、ゼンダマン、オタスケマン、ヤットデタマン、逆転イッパツマン、イタダキマンだけで、もう7本ですから。

 リニアモーターカー実用化は遠いと書いていますが、都営大江戸線はリニアモーターで駆動されています。リニアモーターとは推進力を得る手段でしかなく、車体を浮上させるかどうかとは直接関係のない概念です。ここでいうリニアモーターカーは厳密には超電導磁気浮上式リニアモーターカーということになるでしょう。解説者は「鉄」分が薄そう。

 更に「鉄」系の話題。HOゲージは1/80としていますが、正しくは1/87。車の模型などでもHOスケールと称するものがありますが、これは1/87になります。線路の幅が16.5mmで1/80の縮尺を用いる鉄道模型は、日本の鉄道車両を題材にしたものに多く見られますが、これは俗称として"HOゲージ"にくくられる場合もありますが、正確には"16番ゲージ"と呼ばれるべきものらしい……。少なくとも、そのような主張が見られます。

 突っ込みの対象ではないですが、ビューティフルドリーマーを押井監督の出世作と表記するのはどうでしょうね。間違いとも言い切れないものの、ちょっと微妙……。

 1つだけ特に褒めておく価値があると思ったのは、悪魔くんアニメ化の記述があったことです。最近、アニメの仕事をしている人と話をしていて、成り行きでそれを話題にしたら、彼は知らなかった! あれは傑作だと思うのに!!

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