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ノーザが名前を覚えた2人目の地上人ディック。ワルの香りがする格好いい男二人が並び立つ極上のシーンは、もう2度と訪れない。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のガイキングの感想。
サブタイトル §
第37話「息子よ」
あらすじ §
プロイストは、ダイヤの父をファイナルドボルザークの心臓部の脇に置き、切り離そうとすると父に激痛を与え、更に切り離すと爆発するようにしました。
それと平行して、プロイストはファイナルデスクロスを進めました。
父と世界のどちらを救うかで究極の選択を迫られるダイヤ。
サコンの発見した弱点と、父の助言により、ダイヤは逃げることをやめ、見事に父を助け出し、ファイナルドボルザークを倒します。
安心したところで残っていた敵がダイヤの父を攻撃します。ディックはキルジャガーごと身体を張ってそれを阻止します。それによりダイヤと父は救われますが、ディックは亡くなります。
感想 §
世界のために身体を張る父。そして、そんな父を追い求め、たくましく成長した息子。RAVEでも素晴らしいドラマが見られましたが、ガイキングでもとても良い話を見られて素晴らしいですね。特に父親の格好良さが最高。更に言えば、RAVEでは父親が最後に息子を生かすために犠牲になってしまいますが、きちんと父親が生き延びところが素晴らしいですね。(その代わりに、ディックが犠牲になってしまったわけですが)
さて、ここで全く個人的に重要なのは、ダイヤが少年野球で投手をやっていたという事実です。そう、旧作ガイキングの主人公はツワブキサンシローはプロ野球選手で、魔球投手だったという設定に愛着がある立場としては、ダイヤも投手だったという事実は非常に大きな意味を持ちます。つまり、ここまで旧作ガイキングを乗り越えて独自の世界を作りつつも、そこにさりげなく旧作ガイキングらしい香りを漂わせてくれる、そのさじ加減がステキではありませんか。
もっと感想 §
自分に負けるな……。
ダイヤが乗り越えるべき障害とは、自分自身の弱い心だったわけです。
そして、父はそれを乗り越えさせるために、自ら30秒で爆発する状態を作り出します。そこまでして、やっと吹っ切れるダイヤ。もちろん、ギャンブルです。それでも、息子を信じてギャンブルができる父というのは素敵ですね。
一方で、最後に決め台詞のバッドラックではなく、グッドラックと言って去っていくディック。「ルルの夢を頼む」とダイヤに託すところが泣かせますね。
今回の一言 §
さすがに今回はルルがガイキング占いをするのは無理だったようで、代理はシズカ。
しかし、クジは1つしかなくて選ぶ余地はないし、サコン先生はシンクロやってるし、ハチャメチャで終わってしまったのが笑えて良いですね。
あ、始まりも寝ているシズカでハチャメチャだったから、最初から最後まですべてハチャメチャか。これは面白くていいや。