今日は、府中の大國魂神社の宝物殿に無い時間を割いて素早く行ってきました。

失敗談 §
実は、ここには昨日も来ていたのです。東宝シネマズ府中で「THE FROGMAN SHOW 劇場版 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~」を見るついでに、すぐ近くの場所となるここを訪問しました。
しかし、土曜日には開館しておらず、見ることはできませんでした。開くのは日曜と祝日だけです。
残念!
府中の私的盲点 §
府中は大学の1年間通学で降りた駅です。(残りの期間は東小金井)
しかし、通学路以外はほとんど歩いていません。
最近、下河原線の廃線跡を歩く等の活動を通じて、歩いたことがなかった府中周辺も歩きました。
しかし、それはぐるっと大國魂神社周辺を迂回して歩く経路となり、なぜか駅のすぐ南側にある大國魂神社周辺だけは歩いたことがなかったのです。
なので、この機会に行ってみたいと思ったというのも理由のうちです。
巫女さん! §
受付は若い女性の巫女さんが座っていました。
良い感じですね。
1階 §
巨大な太鼓と豪華な神輿がずらっと並びます。
この馬鹿でかい太鼓を、このぶっといバチで叩くのかと思うと壮絶です。
そして、屈強な男達が並んでこの神輿を担ぐのかと思うと、あたかも男達の汗が感じられるような生々しさを意識しました。つまり、ここにある展示物は過去の遺物ではなく、祭りで使われる現役の道具ということですね。
2階 §
ここも、頭がクラクラするような壮絶な内容です。
何せ、軽巡洋艦「多摩」(5500トン級ですね)の精密な模型や関連する遺物などが展示されていました。これは、「多摩」の守護神(という表現で良かったかよく覚えていない)が大國魂神社だからだそうです。
で、そのすぐ側に展示されているのが、奈良時代の銅鏡だったりするわけですよ。
しかも、今でも神社として現役の施設です。
時代が飛びすぎ。
これはもう、江戸時代と現代を行き来するというレベルではありません。軽く千年以上の時代を往復してしまいます。
感想 §
111年(景行天皇41年)5月5日創立というのは、ちょっと確実性を欠く主張という気がしますが、おそらく平安時代には既にあったことは間違いないでしょう。府中といえば、武蔵国ひいては関東の政治的な中心地であり、それに付随する宗教施設が存在したことは自然に納得できます。
ただ、これまで府中と国分寺を結ぶラインが中心地という認識で、宗教的な中心地は国分寺……と思い込んでいたで、寺ではなく神社への注意を欠いていたのは事実です。
そのあたりの認識が、遅ればせながら補われた感じですね。