2009年5月30日、めぐろ歴史資料館に行ったとき、最大の収穫は目黒新富士の地下に発見された胎内洞穴の遺構です。
そして、上記のリンク先の文章では、衝撃が6回もあったという驚きが書かれていますが、実はこれで終わりではありませんでした。
目黒新富士を始め、目黒川東岸にはいくつかの興味深い施設や遺構があります。これは興味深いことだ……と思って地図を見ていたところ、はたと気付きました。
千と千尋の神隠しのモデルの1つとされ、歴史的に価値のある百段階段が存在する目黒雅叙園も目黒川東岸です。百段階段は東岸斜面に存在することになります。
つまり、過去に訪問してよく知っている箇所を包含する、より大きな世界観に到達してしまったのです。
これが衝撃その7。
さすがにこれで終わりだと思って、後は見た川に関係する情報を簡単に見ようと蛇崩川について検索。これにて全て完了したつもりで、別件として最近気になる三田用水についてもまた見てみよう……と思って検索。WikiPediaの三田用水を開いたところ……。
いきなり目の前に目黒新富士の絵が……。
なんでさっき見たばかりの広重の名所江戸百景の目黒新富士の絵がここにあるのだ!?
キャプションをよく読むとまさに脳天を割られるような衝撃が。
よく確認もせず、漠然と目黒川だろうと思っていた絵の中の川は、実は三田用水だった!
いや本当に三田用水ですよ。
最近、ちょっと気になる三田用水ですよ。
「きむらたかし@三田用水」さんの三田用水ですよ。
タモリ倶楽部でタモリさんと江川さんが歩いた三田用水ですよ。
ちなみに、今昔マップ2をあらためて見ていたら、タモリ倶楽部で江川さんが指摘していた「人工的に作られた地峡部ではないか」という等高線のラインがすぐ近くに見つかりました。ここは、そのうちに見てみたいな……と思っていた場所です。
恐るべき中目黒 §
つまりですね。中目黒には以下の全てが集中しており、特に上の3つは下高井戸と直接的に接続されていた存在です。
- 北沢川の下流域つまり目黒川
- 玉川上水の分水としての三田用水跡
- 玉電の中目黒線跡
- 目黒新富士
- めぐろ歴史資料館
- 川の資料館 (目黒川船入場)
中目黒はこれまで、ほとんど意識したことがありません。
それにも関わらず、これほど深い関わりを持つとは。
いやー。これは誇張無しの本当の衝撃。