「東京電力上北沢変電所」を見たので、今度は「東京電力高井戸変電所」に行ってみましたが。予想以上に水路趣味をしめるワクワクする移動になりました。
送電経路とも道路とも鉄道とも違う §
単純に考えると、高井戸変電所と関係が深いのは和田堀変電所です。送電線でつながっているからです。
しかし、今回は別の発想に至りました。
高井戸変電所は神田川を経由して和田堀変電所というよりも、北沢川を経由して上北沢変電所に繋がっていると見る方が妥当です。
つまり、昭和20年代の航空写真に見られないことと言い、北沢川流域にあることといい、高井戸変電所と上北沢変電所は兄弟分のような変電所です。
そして、どちらも周囲が水路跡の痕跡に満ちあふれています。
高井戸変電所の感想 §
高井戸変電所の方が都心から遠い分だけ施設が違うようです。敷地の中に立っている鉄塔も、下に作業場があって、なかなか面白く見応えがあります。敷地の形も単純な正方形ではありません。
この地域は…… §
そして、このあたりは「水路跡ではないか」という痕跡があちこちに見られます。実際に玉川上水から取水した水が流れ込んだ北沢川の流域であり、その支流として農業用水が充実してた可能性もあります。しかも、下高井戸と上高井戸に挟まれてはいますが、杉並区ではなく世田谷区も多くあります。というわけで、放射5号線、環八、甲州街道で囲まれた三角領域は、整理され尽くした甲州街道以南と比較して、同じ世田谷区でも未整理のムードが漂って面白いかも知れません。
とはいえ §
真っ暗になった時間に撮影しても、まったく上手く撮れません!
というわけで写真は無し!