2010年03月14日
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感想・「ドラえもん のび太の人魚大海戦」海底3万マイルを彷彿させる!

Written By: トーノZERO連絡先

 TOHOシネマズ府中が1000円の日だったので、「ドラえもん のび太の人魚大海戦」を見てきました。

過去の経緯 §

 私は「ドラえもん」世代ではあるものの、「ドラえもん映画」世代ではありません。世代的には学習雑誌でドラえもんを読んだ世代であって、映画を含む藤子ブームは私の年の離れた弟の世代ですが、当時はかなり真剣に私も見ていましたね。おかげでザンダクロスと言われてもすぐ分かるぐらい。そのあと、ずっと離れていたのは映画を見る習慣がなかったという要素が大きいのかも。

昨夜の経緯 §

 というわけで、劇場が1000円の日ということでチケットをネットで確保してから家に帰って、ケロロ軍曹を見てびっくり。

 ノビビのモチーフはのび太であることは当然予測できたことではありますが、ひ弱なノビビが最後に勇気を持って1人で状況に立ち向かうのモチーフは「のび太」は「のび太」でも、「映画版ののび太」でしょう!

 そういえば、犬の王国だったか、みんな震えている中で1人だけ戦おうとしたのはのび太だけであったか。

 意図せずして、前の晩に気分が盛り上がりました。

 ありがとうケロロ軍曹!

 って、客をドラえもん映画に誘導してどうする!

海底30万マイルと呼んであげよう §

  • 男の子が女の子と出会う
  • 海底に誰も知らない国がある
  • 出会った不思議な女の子は、その国の姫だった
  • 姫にはへっぽこな手下がある
  • その国には敵対する相手がいる
  • 大戦争に発展する

 これ全部「海底3万マイル」のことを書いているのにぴったり当てはまります。なにしろ、生まれた最初に意識して劇場で見た映画なので、まるであの世界の後継者を見たような気分でした。とはいえ、原作は石ノ森章太郎の東映動画の作品ですから、直接の継承性はおそらくありません。ドラえもん版の「海底3万マイル」と思って見たらいいのかな。とりあえず、「海底X万マイル」は2とか3とか5とかあるようなので、ドラえもん映画30周年でもあるし、勝手に「海底30万マイル」と呼んであげましょう。

 ちなみに、手下が2名から1名に減っているのは、ドラえもんチーム5人がレギュラーとして出る関係上、人数を減らしているということでしょう。

しかし新しいのだ §

 作品の構成の上で特に「おおっ」と思ったのは「戦える根拠を持った戦えるヒロイン」の系譜に正しく乗っていること。王女ソフィアとは可愛いという要素もあれど、厳しい祖母に鍛えられた性格が男らしい少女です。のび太達よりもやや大きく描かれています。そして、「戦える根拠を持ったヒロイン」は彼女だけです。企画の制約上、登場しなければならない「しずか」は戦えない普通の女の子として「人違いで捕まってしまう」役目しかもらえません。ドラミはといえば、「怒る」という根拠を得た瞬間だけそれなりに見せ場をもらいますが、決戦ではあっさりと黒くなって退場します。

女装アニメか!? §

 ソフィアの服をコピーして色だけ変えてみんなに配っている関係上、のび太、ジャイアン、スネ夫の服も基本的に同じです。つまり、これって女物の服をみんな着ている?

 まあ、足が魚になるとズボンでは困るからスカート的な服にならざるを得ないという制約は分かりますが、それでもこれは女装?

構成の良さ §

 この映画の長所にしてある意味で最大の短所は、きちんとした「映画になっている」点だろうと思います。ただの映画として見られるだけの中身と構成と表現があるわけです。特に最初の秘密道具に最後の結末が戻ってくる構成は見事ですね。1本の映画を見たという充足感が得られます。

まとめ §

 いや本当に満足して帰ってきました。

 いやー、映画って本当にいいものですね。

 サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

 ただし、この映画の邪道な感想はもう1本あるぞ。それはまた別に。

次は §

 実は本筋とは別に驚いたのは、クレヨンしんちゃんと名探偵コナンの予告が長くパワーアップしていたこと。しかも、やたら面白くなっていたこと。やはりこの2本も見るべきかなあ。春休み映画が一段落したと思ったらもうGW映画の心配か。

 ついでに、ポケモンの映画ももっと予告が長くなっていて、「偽サトシが笑って終わり」ではなくなっていたこと。まあこれはもっとも未来の話と言うことで。

 あとは、ライダーの映画が3本? ゼロノスの映画まで? うは! やはり主戦場は劇場ってか?

 他に、シャーロック・ホームズがちょっと気になるので見てみたい気もするかな。見るかどうかは分かりませんが。え? アニメじゃない? 映画を見たい気持ちはホントのことさ。別にアニメ特撮に限定する気もないしね。

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