Subject: あべ静江のFMラジオドラマ「宇宙戦艦ヤマト」
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20110220084127
本文:
はじめまして。
ヤマト好きで、昨年末にSBヤマトの記事を検索していてこちらにたどり着いた者です。
ヤマト愛にあふれる記事、いつも楽しませていただいております。
「あべ静江のヤマト」で使われていた曲ですが、ヴァンゲリス(ブレードランナーでおなじみの)の、「反射率0.39」というアルバムに収録されている「アルファ」という曲です。
カール・セーガンの『コスモス』でもメインテーマ的な使われ方をしていました。
では。
ありがとう。
具体的な名前が分かれば確認できます。
Amazonに行ったら試聴できたので、聞き比べました。
確かに断片が残っているラジオ録音の音楽と同じメロディーです。
そのままうっかり注文してしまいました。金も無いのに。
偉大なるものそれは名前 §
「やはり名前は偉大だ」
「どうして?」
「名前さえ分かれば検索できる」
「検索ができれば試聴して一致も判定できるわけだね」
「厳密には残っていた箇所と同じ部分が試聴できたわけでは無いので、注文して現物を確保することにした」
「それだけ?」
「いやいや。とんでもないオマケが付いてきた」
「なんだい?」
オマケ §
「昔、NHKラジオで『ラジオSFコーナー』というのがあった」
「うん」
「思い出が2つある」
「なんだい?」
「1つは、同じ中学の友達が投稿したショートショートが読まれたこと。確か、灼熱の時代の夢が覚めると極寒の時代というネタだったかな。その際、同じネタの小説がもうあると紹介されていたが、そっちも知っていた。だから二重のショックであった。投稿する前においらに見せればネタの重複を指摘できたのに」
「ははは。って笑えないな」
「もう1つは、たしか『かんべむさし』の小説だったと思うが、主人公が朝起きたら氷になってしまう話をやったときだ。文字は分からないが『ミズコオルサムサ』という主人公名で、とても不自然だった。小説では不自然では無いが声に出すと不自然に聞こえる典型例なんだろう」
「ははは。ってそれも笑えないな」
「というわけで、そういう思い出が無いこともない」
「それとどういう関係があるんだよ」
「どうやら、そのラジオSFコーナーのテーマミュージックは同じアルバムに入っている『パルスター』という曲らしい」
「それは凄い偶然じゃん」
「ちなみに、WikiPediaの反射率0.39には、ヤマトもラジオSFコーナーも書いてない」
「本当にラジオSFコーナーのテーマミュージックだったという確認は?」
「このページのOPENINGをクリックしてみてくれ。アルバムの方はAmazonから一部だが試聴できる」
「はいよ……確かに同じ曲みたいだな」
「びっくらこいたなあ。とんでもないオマケが付いてきた」
「二重に感謝だね」
「今になって、曲名もはっきり分からず昔聞いていた曲が2つも分かるなんて。これは驚きだ」
「そんなに?」
「そうさ。ガイキングのヴォーグアイの名前は、ネット時代に入ったら検索してすぐ分かった。子供の頃に忘れてしまって悔しかったけどすぐ分かった。でも音楽は違う」
「どうして?」
「音は検索できないからな」
「おっと」
オマケ2 §
「ちなみに、豊田有恒さんの作品も読まれているから、意外とヤマトとの距離感も遠くないぞ」
「そうか」
「ちなみにラジオと言えば思い出深いのがラジオSFコーナーと日曜名作座とプレイボーイ2だな」
「日曜名作座?」
「小説を朗読するラジオドラマだ。そこで、星新一の『ほら男爵現代の冒険』をやったが、あまりに面白かったので文庫本を買った。それが生まれて初めて買った文庫本だ」
「プレイボーイ2って?」
「ラジオ関東の番組で、広川太一郎の話芸大会が凄かった」
「広川太一郎じゃしっかりヤマトネタにつながるね」
「まあな」
「オールナイト日本は出てこないの?」
「お子様(当時)は早寝だからな」
「そうか」
ゲルマオマケ §
「当時はどんなラジオで聞いてたの?」
「ラジカセもあるが、割と電子ブロックのゲルマラジオで聞いてたな」
「どうしてゲルマ?」
「そのまま寝ちゃったら電源入れっぱなしで無駄だろ?」
「ゲルマラジオなら電源不要ってことだね」
「電灯線アンテナならガンガン鳴るしな」
「クリスタルイヤホンがってことだね」
「でも、やはりパワーが物足りないので、トランジスタを入れたラジオ回路に切り替えていった」
「寝ちゃったら電池が無駄じゃん」
「だから、電信練習用のキーを電源に挟むんだよ」
「えっ?」
「キーを押している間だけ通電するの。寝たらキーを押す指から力が抜けて、もう電気が供給されない仕組み」
「凝った改造だね」
「いや、電子ブロックなら簡単な修正」
「そうか。電源につながる回路のブロックをぬいてキーを挟むだけか」
「でも、そうやって聞いた番組の録音が残ってないのも良く分かる」
「どうして?」
「カセットレコーダーに接続する径路が存在しないからさ。まあ作ればすぐ出来るけどね」
オマケブロック §
「結局、電子ブロックの地平の延長線上にヤマトはあったわけだ」
「えっ? 意味分からないよ」
「ゲルマラジオも回路をどんどんカスタマイズしていった。ブロック数を少なくしてすぐ組めるようにするとかね」
「そんなことできるんだ」
「できる。単に鳴らすだけならね」
「それで、どうしてヤマトなんだい?」
「壊れて直して……という手順的な部分がかぶるんだよね」
「そうか。不都合があればすぐ組み替えて直せる電子ブロックと航海中にコスモナイトを取ってきて直すヤマトは同じ地平にあったわけか」
「だから上の例のキーの挿入なんて回路の改造はまさにそういう地平の出来事なんだよね」
「なるほど」
「物作りなんて意識しない。その手の改造は当たり前だったんだ」
次回予告 §
「ヤマトに次回予告は無い!」
「でも、何か言うことはあるんだろ?」
「反射率0.39の現物が届いたらもう1回ぐらいこの話題の続きがあるかも知れない」
「まだまだこの話題は終わらないってことだね」
「そうさ。ガミラスは終わらんよ。このデスラーもな」
更にオマケ §
「なんと一息ついたらまたメッセージが来たぞ」
Subject: あべ静江のFMラジオドラマ「宇宙戦艦ヤマト」
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名前: 本放送は母と妹に負けてハイジを見ていました(泣)
どうも^^
あべ静江のラジオドラマは私も中学生の時に聞いた記憶があります。
その時のBGMは昔、深夜に放送されていたカールセーガンの「COSMOS」
にも使われていました。
曲のタイトルは確か「α(アルファ)」だったような気がしますが・・・
you tubeで検索すれば見つかるかも知れませんね。
「みんなよく知ってるね」
「驚くばかりだ」
「知らないのは君ばかり」
「お子様だったし」
「でも、ラジオドラマが中学生ってのはおそらく君と大差ないぞ」
「わははは」
「笑って誤魔化すな、マイケル」
「じゃ、サクラちゃんの好きとおいらの好きは違うってことで」
「意味わかんないよ」
「しかし、マジで世界の広さを実感したよ。知ってる人はよく知ってる」
「そうか」
「宇宙は大きいのだ。そして果てしないのだ。酒なんてないのだ」
「土星行っても冥王星行ってもお土産売ってないしな」
「みなさん、サヨナラ」
オマケブロック §
「ちなみに電子ブロックには主に2種類の系列がある」
「初期のモデルとST以降のモデルだね」
「両者にはブロックの互換性が無い」
「そうか」
「STの次はEXだがブロックに互換性がある」
「そうか」
「で、ST-25とEX-60を持っていた。今は復刻版のEX-150も持っているけどね」
「ふとっぱら~」
「でだ。あやふやな記憶によると、STの電鍵と、EXの電鍵は大きく違ったと思う」
「どう違うの?」
「STの電鍵は線で外に引き出すタイプで、EXはブロック上に接点が付いていたタイプだったような気がする。うろ覚えだけどな」
「それで?」
「上の話はSTを使った場合の話で、本体と電鍵は別の場所にセパレートで置くことができた」
「電鍵を容易に持ちながら寝られたという話だね」
「うん。あくまで念のための補足」
「うん」
「更にもう1つ補足しておくとSTの方がケースが小さいから枕元に置いても邪魔にならない」
「復刻版EX-150の感覚で読むと文脈を読み違うわけだね」
ほら男爵現代のオマケ冒険 §
「星新一の『ほら男爵現代の冒険』といえば、人魚のセックス問題を初めて知った作品でもある」
「何それ」
「人魚のセックスとはいかなるものか」
「えっ?」
「下半身はサカナなんだぜ」
「ってことは」
「メスが卵を産んで、オスが精子をかけるだけ」
「色気ねえ」
「スレイヤーズのヌンサというのは、実際にはこのネタの反復でしか無い。人魚じゃなくて半魚人という点で工夫があるけどな。女主人公だからオス側が気持ち悪くても話が成り立つ」