2012年06月12日
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続・NTエースVol10・ 2199コミック感想

Written By: トーノZERO連絡先

Subject: NTエースVol10・ 2199コミック感想

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120609091728

名前: トモネコ

本文:

「むらかわみちお氏は本物だとおもいます!」

私はむらかわ氏が2199のコミックを描くとの発表を聞いてこれは応援しなければと思い、幻冬舎コミックの「リングリット」とMFの「虚数霊・1巻」を書店に注文しました。

するとリング(2002年刊)の自己紹介に「宇宙戦艦ヤマトを観て大激震」と語られています。

またイスカンダルアンソロの作品でも分かるようにヤマトに対して昔から確固たるイメージを持っておられます。

私が好きな作家の夢枕獏氏は漫画化される作品が多いのですが、氏は前から自分の作品のファンで以前からの読者だった漫画家さんが描いてくれると、おのずとノリが違い傑作になると語っています。

(「陰陽師」・「餓狼伝」が良い例と思います)

むらかわ氏はすでに何度も頭の中でヤマトを漫画化していると思います。

トーノさんもご指摘されていますが、2199、1話のガミラス艦のカラー画がイマイチなのは昭和の空気を再現しているのでは?

「虚数霊」のカラー画はとても良いです。

NTエースが場違いには本当に共感します。

(私は2話で購入断念、コミック待ちします!)

ガンダム・サンダーボルトが一般誌(BCスペリオール)に掲載される時代です。モーニングかスピリッツ系に移籍して欲しいです!

簡単に比較出来ませんが「湾岸ミッドナイト」は始めはスピリッツ連載でした。

NTエースではコミックが売れないと連載打ち切りの危機が・・(ヤマトは大丈夫と思いますが)

オマケ1

私か購入した「リングリット」は日版(本の問屋)在庫の最後の一冊でした!

オマケ2

漫画2199、2話の表紙のマグカップの絵は「虚数霊」のキャラ「くうたん」

これはバレバレか(汗)

それではまた

「まず1つだけ訂正しよう」

「なんだい?」

「ガミラス艦のカラー画がイマイチなのは、単に何の工夫も無く多数のガミラス艦が密集しているだけの描き方に見えるからだ」

「昭和の空気じゃないの?」

「適当にごちゃごちゃ固まっているだけの艦隊は無い。艦隊には決まった型があり、それに沿って配列される。各艦の距離もそれ相応の距離がある」

「たとえば?」

「全艦マルチ隊形を取れ、といったら2段の横列だ」

「ヤマトだったら?」

「うん。ヤマトは単艦行動が基本だからあまりヤマトらしい隊形は存在しないのだが、戦艦大和なら輪形陣だな」

「どうして?」

「菊水作戦では、護衛艦が大和を取り巻いて敵機から守る形になっていた」

「じゃあ、ガミラス艦の場合は?」

「ヤマト1974の冥王星海戦のガミラス艦隊は、2列の縦列が基本」

「その後はあまり縦列っぽくないよ」

「乱戦になれば話は変わるが、それは乱戦になった後だ」

「古代守艦は、取り囲んで砲撃した感じだけど」

「数で圧倒的に勝っていれば、取り囲んで逃げ道を断つのも悪くはない」

「沖田艦は逃がしたよ」

「逆に言えば、逃げ道を残すのも常道」

「なぜ逃げ道を残すの?」

「逃げられる経路があれば死ぬ気で戦わないで逃げるからだ」

「古代守艦は逃げなかったよ」

「事実上の囮だからな。逃げないに決まっている」

「逃げ道があっても使わなかった、ということ?」

「そうだろう」

2199コミック §

「そもそも、このコミックをどう思っているの?」

「期待している」

「理由は何?」

「結局、ヤマトは脂っこいおっさんがいかに魅力的かに掛かっている。あとは添え物だ。その点で、基本は文句の無い作品を描いてくれている」

「今さら言われるまでも無く高く買っているということだね」

「そうだな」

「この先には何を期待する?」

「2199のコミック化という前提が足かせにならないことを祈る」

「やはりそこか」

「アニメの2199の企画には、ある種の無理があることが見えてきている。アニメ2199の狙い目と実情にはやや解離がある感じだ。まあ、コアなスタッフは分かっていると思うけど、周辺領域にはあまり良く分かっていないスタッフも多いという感じだ」

「分かっていないスタッフとは?」

「今時のオタク向けアニメの方法論で処理しようしてしまう人たち。それが上手く噛み合わない理由が分からない。自分たちはいつも通りのことをしているだけだと思っているのだろう」

なぜ噛み合わないのか §

「話が噛み合わないのは、なぜ?」

「さあな。それは知らない」

「強いて言えば?」

「ヤマトはボーダーラインの作品だからだろう」

「ウォーターライン?」

「ボーダーラインだ」

「何と何の境界線?」

「オタク的な世界と現実世界の境界線だ」

「どういうこと?」

「だからさ。オタク的な世界はヤマトが契機となって生まれたわけだ。ということは、ヤマトの前にオタクは存在しない」

「オタク的な趣味人はいただろう?」

「しかし、大々的に組織化され、名前が付けられてはいなかった。だから『あいつはオタクだからしょうがない』という言い方で納得することはできなかった。そこで、個々人は自分がしていることは何であり、どういう価値があるかを個人レベルで訴える必要があった」

「今は訴える必要が無いってことだね」

「みんな、オタクを知っている。エヴァンゲリオンとか好きな人たち、ということで納得されていて、積極的にそれに逆らっていない人たちだ」

「じゃ、そこでどうして話が噛み合わないわけ?」

「そこには、ボーダーラインの不安定感、緊張感が存在しないわけだ。目の前にあるはずだと思ったダイナミックなうねりが存在しない。そこで肩すかしになってしまう」

「でも、オタク文化を当たり前だと思っている人たちは十分に仕事をしているから、肩すかしをさせているとは思っていないわけだね?」

「だろうな。オタク文化成立後しか知らない人は、成立前後の緊張状態を分かっていない」

オマケ §

ID: 20120611090433

Subject: もう2199はヤマトとは違うものを見せられる覚悟が要るかもしれない

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20120611090433

名前: トモネコ

本文:

アナライザースカートめくり派会長様

「オタクはすでに死んでいる」

モデグラ331号(37p)より当時のアニメファンというのは、今のアニメファンとは

全然違っていて、皆がいわゆる共闘関係にあったというか・・

「オレたちが力を合わせて戦わないと、オレたちみたいな社会的に必要視されていないような存在はいつでも世間から、やっつけられてしまうんだ」という共闘認識と自覚が全員にあったからさ。

(略)昨今の、オタク同士がインターネットで罵りあうような関係とは全く違いましたからね。

ま、そのあたりのオタクの変遷堕落具合は、岡田斗司夫の「オタクはすでに死んでいる」(新潮新書)を読むと、30代以上ならば必ず実感を伴ってよくわかるんだけどね。

 (以上引用)

私は以前からこの新書を取り上げたかったのですが、良い機会と思い紹介させて頂きます。

生粋のヤマト研究科からみると今頃、石津文庫を手に入れて喜んでいるのか・・(呆れ)かもしれませんが、私はこのサイトが好きでトーノさんを尊敬しています!

スカートめくり派の会員番号を何番でも良いので頂きたいのですが←(何様のつもり)←スミマセン(大汗)

追伸・・

2199は始めは旧作をなぞりだんだんと大きく変化してゆく事はエヴァ新劇場版的ですね。私は変化に付いて行くつもりですが、アホ毛だけは付いてゆけません(泣)

沖田提督とアホ毛、巨乳キャラが同じフレームに居ることに我慢できません(大泣)

それではまた。

「トモネコさんは会員番号2番に認定する」

「いいのかよ、そんなにあっさりと」

「言った者勝ち」

「それで?」

「『オタクはすでに死んでいる』は読んでいる暇も金も無いよ、と思ったけれどAmazonの古書で1円だから考えを変えた。送料込みでもたった251円なので、ズオーダーもといオーダーしてしまった」

「ポチッと押してしまったのか」

「まあ、おいらは複数の人から岡田斗司夫に似ていると言われた人だし」

「複数って……」

「いやほんと。岡田斗司夫さんを直接知っている人からも、テレビで見ただけの人からも言われたので本当に似ているのだろう」

「ところで、岡田斗司夫さんって誰?」

「アオイホノオの登場人物で室内にブランコのある家に住んでいる奇人変人」

「おいっ!」

「じゃあ言い直そう。1982/1985おたくのビデオの主人公のモデル。おたくランドの廃墟で傾いたエレベータに乗ったら第1艦橋でそのまま海底軍艦に変形して飛んでいった人」

「なんか説明が意味不明だぞ」

「まあともかく最後の最後で海底軍艦に変形したので、根っこは同族だと納得した」

「おーい」

オマケ2 §

「実はこういうときに原文に当たらない人が多いことに、大いに危惧する」

「どういう意味?」

「だからさ。おいらは基本、こういう本にこう書いてあると言われると可能なら(必要なら)原文を見ることが基本。常識と言っても良い。でも、おいらが、『こういう本にこう書いてあるよ』と言っても、読もうとしない人が大多数だな」

「そこは重要?」

「そうだ。原文にまで辿ると違う光景も見えてくる場合があるから、他人の言い分を丸呑みするのは危険。だけど、世間は丸呑みしちゃう危険な人ばかりさ」

「Proud of YAMATOはずっと通販してなかったから見られない人も多かったじゃないか」

「それはまた事情が別。それはやむを得ない」

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