身体を動かさないとまずいので、強引に時間を作って玉川上水跡の歩きを少し行ってみました。
時代の違う地図の重ね合わせを行った実は京王線の経路こそ玉川上水跡だった!? 地図合成による新宿近辺の玉川上水流路確定作業で、おおむね笹塚、新宿間の跡地は掴んでいたつもりだったので、新宿から笹塚まで歩こうかと思いましたが、無理をすると後で痛い目に遭うという教訓もあるので、新宿から初台までで打ち切りました。
Google Mapsによる新宿の開始点と、初台の終了点へのリンクを付けておきます。
最初は、新宿から §
まさかここが……と思う場所から歩き始めます。
甲州街道のすぐ裏にあって不自然な道が、玉川上水跡だと分かると何となくすっきりします。
公園を経由して、文化女子大前を通ります。
そこから玉川上水跡地は道路、公園、駐車場などの姿を取りつつ続きます。
よく知っている甲州街道のすぐ裏手に初めて見る新鮮な風景があるのは不思議な感じがあります。
実は面白みが無かった初台付近 §
初台に近づくと、かつて(会社の)アスキーがあった建物の近くを通ります。ここには何回か来たことがありますが、実は初台駅からここまでの経路はその時に何回も歩いているのです。おかげで、イマイチ新鮮味がありませんでした。
玉川上水の存在を示す2つのもの §
今日歩いた経路には、そこに玉川上水があったということを示すものがほとんどありません。
公園があっても、「玉川上水公園」のような名前になっていません。
しかし、2つだけ、玉川上水の存在を示すものを見つけました。
1つは、文化女子大前あたりの「玉川上水の記」です。

新宿駅地下を通るレンガづくりの暗渠をモチーフにしたもので、土台の奥の一部のレンガは当時のものを使っているようです。
もう1つは、天神橋跡の石碑です。

余談・道路工事中 §
旧アスキーの手前あたり、初台のオペラシティのある交差点あたりで、高速道路の凄い工事が行われていてびっくり。

この手の工事は、実は見慣れています。子供の頃は、目の前で首都高速4号線が作られていく光景も見ていたわけですし。
しかし、東京の都心部で、これほど大がかりな高架道路の工事を行っている光景を見るというのは、かなりの驚きと言わざるを得ません。
とはいえ、こういう工事を行っている東京こそが、私にとっての東京らしい東京という気もします。是非はともかくとして。