(画像公開ポリシー)
今回は、なぜかピーチに妙な色気を感じてしまった。この身体と手足の色や形に秘密があるのだろうか。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のパワパフZの感想。
サブタイトル §
第21話「プヨプヨアヒルのモンスター!」「嫌われ野菜の大脱出!」
あらすじ「プヨプヨアヒルのモンスター!」 §
ピーチは、お風呂のおもちゃのアヒルに出会います。
アヒルは、モンスターのオーラは出していないものの、自分で歩くものでした。
アヒルは入浴剤を食べて巨大化します。
そして、外を歩き回り、街を壊します。
パワパフZらの活躍で、アヒルの身体から水分を吹き出させ、元の大きさに戻ります。そのアヒルを、探していた元の持ち主が持ち帰って一件落着となります。
あらすじ「嫌われ野菜の大脱出!」 §
セロリ、ピーマン、ニンジンのモンスターが出ます。
しかし、パワパフZの3人は、それらが嫌いなので戦えません。
野菜達は自分たちを嫌う人間に怒り、地球上の全てのセロリ、ピーマン、ニンジンを引き連れて宇宙に行こうとします。
パワパフZは、ドレッシングをかけることでそれらを食べられることから、ドレッシングを宇宙に打ち上げて野菜達に勝利します。
これで、地球の栄養バランスは守られました。
感想 §
最近やっと自信を持って語れるようになりましたが、パワパフZという作品の本質は抑圧された心の痛みの解放と、それを受け止めることにあります。モンスターとは、心の痛みの解放そのものであり、ブロッサム、バブルス、バターカップの3人の役割は痛みを受け止めることにあります。彼女らが戦うのも、痛みを受け止める1つの方法でしかありません。
実際、後半のエピソードでは、まさにそのパターンが示されます。人間に食べてもらえない野菜達の心の痛みは、モンスター化することで解放されます。そして、言語によって主張される明確な痛みの表明は、ドレッシングという手段によって食べることができるというガールズの行動によって正面から受け止められ、解消されてしまいます。
これは、ユニークでもあり、痛みを正面から受け止めて解消する綺麗な構造でもあり、良いエピソードの1つと思います。
ところが、前半に目を向けると奇妙な光景を目にします。
この作品で心の痛みを抱えているのはアヒルのモンスターです。しかし、アヒルの心の痛みを受け止めるのは、ガールズではなくピーチです。そしてピーチも、アヒルが元の持ち主のところに戻ることで、心の痛みを持ちます。その痛みを受け止めるのがガールズです。(ラストシーンで、ピーチはバターカップにジャンプし、バターカップはピーチを受け止めている)
しかし、こういう話も悪くありませんね。しっとりとした良い話になっていると思います。ガールズが受け止めると、しっとりとした話になりにくいので、ピーチが前面に出てくるエピソードも良いと思います。
今回の一言 §
入浴剤マニアのユートニウム博士!?
しかも、練馬の湯って何!? (笑)