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2018年11月17日
川俣晶の縁側歴史と文化下高井戸周辺史雑記total 673 count

1953年から世田谷区北烏山に存在した【東京朝顔園】とは何か

Written By: 川俣 晶連絡先

 まずは、ざっくりとネットで情報収集。

 まず、高井戸トンネルと明記されている以上、東名高速は中央高速の誤記。

 場所は北烏山3丁目ないしその近辺と推定できます。北烏山1丁目付近という情報と整合します。両者は隣接した地域です。

 次に、京王ストアですが、そんなものはこのあたりには存在しません。

 過去に存在したのかも知れないと思って調べるとありました。

 14号棟とは、東京都住宅供給公社烏山北住宅の14号棟です。

 14号棟は、【〒157-0061 東京都世田谷区北烏山3丁目13−14】に存在します。所在地は北烏山3丁目ですが、道の向かい側は北烏山1丁目です。北烏山3丁目という情報と、北烏山1丁目付近という情報と整合します。

 ここで、東京朝顔園は14号棟付近に存在したという仮説を立てます。

 ここで今昔マップ on the webで1961-1964の航空写真を見ると何か気になる四角い黒い領域が見えます。またその下に何か植物が生い茂っている風の何かがあります。

航空写真

 この黒い領域は東京朝顔園開設前の1945-50の航空写真には見えません。また、1974-78の航空写真になると既に烏山北住宅が存在しています。

 暫定的に「ここに東京朝顔園はあった」と結論づけたいと思います。

 ちなみに、この黒い部分は現在の13号棟(14号棟ではない)にだいたい相当します。

東京朝顔園の閉園時期 §

 次の問題は、東京朝顔園の閉園時期です。

 東京朝顔園は烏山北住宅の建設前には閉園していなければ辻褄が合いません。烏山北住宅の最も古い住宅は1966年とされるので、建設する時間を含めて考えるとその数年前には閉園していたことになります。

 百草園または京王百花苑に移管したという話を考えてそれらの設立時期を調べると以下のようになります。

  • 百草園 1957年(昭和32年):京王帝都電鉄(現・京王電鉄)に移管。
  • 京王百花苑 1956年6月 京王帝都電鉄(当時)京王多摩川駅前に、「東京菖蒲苑」として開園。

 これらの情報から考えると、1956年ないし、1957年には業務の内容を移管して東京朝顔園は閉園したものと思われます。

まとめ §

  • 東京朝顔園は、1953年に開設され、1956~57年頃に閉園しているものと思われる。存在していた時期は極めて短い
  • 戦後復興期の行け行けどんどん的な時代に企画され成立したものの続けられなかった施設……という印象を受ける
  • 航空写真の1961-64の時期は東京朝顔園閉園後、烏山北住宅の建設前ということになる。もっと派手な施設があったが既に解体された後、という可能性もあり得る
  • 東京朝顔園の土地は京王が所有していたものと推定される。その土地は、烏山北住宅の建設に対して提供され、その代償として敷地内に京王ストアを設置することが許されていたのではないか
  • 東京朝顔園は京王社内では百草園や京王百花苑を運営するための基礎固めという機能性があったのではないか。つまり、東京朝顔園で植物園の運営ノウハウを学んだことにより、百草園や京王百花苑は成立したのではないか。百草園は今でも残っている
  • 百草園は京王移管前から存在している。京王百花苑は花菖蒲が売りだった。朝顔はどこに行ったのだろうか(疑問)

感想 §

 ここは、自転車で中央高速の下を西の方に行くときに必ず通る定番中の定番の場所です。まさかそこに、こんなドラマがあったとは……。

 1950年代は資料が少なく、調べるのに難儀します。まさにそこにのみ存在した施設とは……。紅梅キャラメルよりもっと調べるのが難しそう。

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