今日は、新宿歴史博物館の開館20周年記念写真展「新宿風景―1955~1974―」に行ってきました。

ちなみに、隣の敷地(坂の下にあたる側)の建物はほぼ完成状態?
開館20周年記念写真展「新宿風景―1955~1974―」 §
昔の新宿区の写真展は何回か見ています。
今回の目玉は以下のあたりでしょう。
- 昭和30年代から昭和40年代
- 新宿区広報写真を中心
- デジタルではなく銀塩によるオリジナルプリント
「新宿区広報写真中心」なので、時事ネタ(皇太子ご成婚やデモ等)や学校教育関係の割合が多いのが特徴でしょうか。
個人的には、新宿南口/西口の駅、バスターミナル、陸橋の写真あたりが楽しめました。特に、新宿西口の地下に回っていく道路に人が歩いている写真は、おそらく今ではあり得ない光景という気がします。
新宿西口国民推進大会 §
新宿西口国民推進大会(1964年)のバトントワラーの女の子達の写真は、太股もまぶしい垢抜けたコスチュームです。他の写真と対比すると、ある意味で浮いて見えるのが興味深いです。しかも、脇の公衆トイレの中にセーラー服の少女数人がいて見ているという構図です。公衆トイレの名前は文字がいくつか剥がれ落ちています。
つまり、東京オリンピックに向けたアピール手段としてのバトントワラー(?)の突出した先進性と、実際の東京の現状のギャップが激しく出ている感があります。
それゆえに、この写真が一番面白かったと結論しましょう。
ビデオ §
新宿の歴史のビデオを上映していたので、30分全て見てしまいました。
―刑部人「我庭」特別公開― §
常設展示室に展示されているというので、それも見てきました。(このためだけに常設展示の入場料を払った)
洋画家・刑部人の作品「我庭」及びスケッチ「落合町展望」
だそうです。
YKさんの写真 §
「読者よりのメッセージ・貴重な新宿の写真を新宿歴史博物館に寄贈」で紹介した件の写真が今回の展示に使用されているか気になったので、聞いてみると学芸課Mさんは事務室にいるというので、質問してみました。
その結果、今回の写真展は新宿区広報写真中心なので使用していないとのことで、実際にYKさんから寄贈された写真のプリントアウトを見せていただきました。
多数の淀橋浄水場等の写真を堪能させていただきました。
2008/08/25追記 この写真はインターネットで公開されました。(東京ほんのすこしまえ)
しかし、淀橋浄水場史だとか、東京生命球場について調べているとか、偉そうなことを言ってしまったためか、私を立派な人間と勘違いさせてしまい、Mさんを恐縮させてしまったような気がするのは失敗でした。私は、ただの歴史ミーハーです (汗)。