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「バロンのくれた物語」の物語
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耳をすませば
紀伊國屋書店

2010年07月21日
川俣晶の縁側歴史と文化ドボク系total 3255 count

映画・耳をすませばのドボク系的な再検証

Written By: 川俣 晶連絡先

 実は、今になってあらためてみるとまるで違う解釈ができることに気づきました。

 昔は「聖蹟桜ヶ丘が舞台のモデルなんだ」「へぇー」というぐらいでしたが、そんなレベルではありませんでした。雫が最初に図書館から帰るところまで検証します。

検証の方針 §

 送電鉄塔と水路と高低差に注目します。

雫の家 §

 給水塔と間近に送電線が見えるというロケーションからおそらく「愛宕二丁目住宅」です。窓から送電線が見える他(北側)、飛行船が送電線の上を飛んでいきます。

 しかし、「愛宕二丁目住宅」だとすると、京王相模原線の京王多摩センターか京王永山あたりが最寄り駅になります。これが重要な伏線です。

中学校 §

 中学校のモデルはおそらく東愛宕中です。これは、愛宕二丁目住宅の西にあり、窓から見えた送電線をくぐりませんが、別の送電線をくぐります。学校に行くために送電線をくぐる描写はおそらくこれです。

暗渠道? §

 曲がって暗渠の坂道に入る描写があります。詳細不明。コンクリート蓋と、入り口に鉄柵があります。

弁当を持って電車 §

 さあ、ここが最重要のポイントです。図書館はおそらく徒歩圏内です。帰りは徒歩ですが、行きは電車です。なぜでしょう?

 暑かったから、と考えられます。帰りは黒雲が出てきて涼しかったのでしょう。

 さて、京王多摩センターや京王永山とは思えない貧弱な駅から乗りますが、これは創作でしょう。京王多摩センターなら併走しているはずの小田急もいません。京玉線のみです。ここで、調布相当の場所に出て、そこで乗り換えて聖蹟桜ヶ丘相当の場所まで行くことになります。かなりの遠回りですが、無理な距離ともいえません。

 京王の本線と相模原線は、無理をすれば歩けるが、楽をしたければ調布回りで電車に乗る距離です。

 従って、雫がムーンと出会うのは乗ってすぐではなく、聖蹟桜ヶ丘相当の駅に到着する間近です。実際、多摩川と思われる大きな橋を渡っています。するとカーブの向きと窓の外の送電鉄塔が整合しませんが、そこは良く分かりません。創作が入っているかもしれません。

 聖蹟桜ヶ丘相当の駅に電車が入る瞬間、送電鉄塔が見えます。これは聖蹟桜ヶ丘の東側に存在します。ですから、雫の乗った電車は東側(多摩川のある側)から駅に入ったと思って良いのかも。

 (鉄道に関しては更に再考の余地あり)

開渠と暗渠 §

 図書館の下には開渠。これは図書館の下の低い土地。川とは別です。コンクリート蓋を乗せるタイプですが乗っていない状態です。

 更に住宅地の崖下の暗渠。

図書館なら左 §

 地球屋の想定位置と図書館の想定位置を考えると確かに左です。

大栗川 §

 雫が帰るときに歩いている脇の川は大栗川。

 左岸に鉄塔と丘が見えます。

 場所はおそらく図書館の下あたり。ここから野猿街道に出て徒歩で帰ることができます。それほど遠くはありません。直行しないのは坂道を避けているためだと思われます。

 (多摩丘陵は地図上で近くに見えても凄い坂道で難儀することがあるのだ。実際、丘を回避するコースを歩いていると思われる)

まとめ §

 図書館も地球屋も存在しないわけで、架空の建物が多いのであまり深く検証しても無意味と思っていました。鉄道も実在しない両開きの5000系が出てきます。

 しかし、土地の高低差や、水路のリアリティが恐ろしく鋭く忠実であることが分かりました。これが15年前の映画とは参ってしまうなあ。その間、多少の感覚がつかめるぐらい多摩丘陵を歩き回ったということでもありますが。

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